新潟は京都に次ぐ着物の総合産地です。「越後上布」「小千谷縮」は1955年(昭和30年)に国の重要無形文化財に、2009年(平成21年)にはユネスコの無形文化遺産にも指定された最高品質の麻織物です。麻は、吸湿.吸水、耐久、抗菌、防臭、保湿、速乾、そして熱伝導性に関しては天然繊維の中では最も優れており、近年アパレル業界からも注目されている素材です。
江戸の流行を現代へと繋ぎ続けてきた「亀田縞」は新潟が誇る伝統織物です。昔ながらの織機と職人の手によって作り出された木綿布(麻混紡もあり)「亀田縞」は丈夫でありながら、ふんわり柔らかく、繰り返しのお洗濯でも型崩れしません。アースカラーを基調に200以上の縞のバリエーションを持つ亀田縞でレトロモダンな世界をお楽しみ下さい。
昭和34年に実施された和裁技能士検定(国家資格)、1級を取得するためには実技試験を7時間半、学科1時間40分、合格率は半分にも満たないほど難しいと言われています。なぜ和裁に国家資格が必要なのでしょうか。たぶん着物は日本文化の一つであるという事が影響しているからでしょう。
昔から伝えられた技術や伝統、素材についても間違ったものを伝承できないからなのかもしれません。
和美縁の着物はそんな厳しい試験に合格した和裁士さんの手で一針ずつ丁寧にお作りいたします。
手縫いはミシンと比べ、糸と生地がよく馴染むため、柔らかで大変着心地が良い着物に仕上がります。大切な生地のも傷みも最小限度に抑えることが出来るので、体型が変わっても再び美しく作り直すこともできます。
完成までに1~2か月をかける理由がここにあります。
和bienの着物や帯は全てがフルオーダーメイド。カジュアル系からフォーマル系まで幅広くお仕立て致します。ジャストサイズであることは勿論、着物や羽織、帯、半襟に至たるまで、お好みの色柄をお選び頂くことが出来ます。そして和bien独自のもう一つの特徴は帯結びの豊富さ。それぞれのお着物の格に合わせて帯結びの種類をご指定頂けます。ちょっとしたお出かけから、お誕生日や成人式など記念日に合わせて、世界に一つしかない着物、オンリーワンコーディネイトをお楽しみください。
和美縁は着物の美しさをそのまま残しつつ、いかに快適な動きを制限せずに完成させるかという目標のもと開発を続けて参りました。最初は自身の愛犬をもとに人の着物と同じように作ってみましたが、究極のなで肩で常に前習いをしているような状態の体型には全く不向きでした。何度直しても首や肩に突っ張りが出たり、襟元や前見ごろがスッキリしなかったりの連続でした。何度も何度も試作を重ねながらようやく見えてきたのが、独自の襟元のカーブ、お座りした時も着物地が汚れにくい裾のカットでした。半年の年月をかけてようやく理想に近い形が完成しました。走っても、はしゃいでも安心して一緒に楽しんで頂けるのが和美縁の着物です。
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